水産物規制、韓国の調査団来日へ 緩和を期待


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 水産庁は12日、東京電力福島第1原発事故を受けて福島など8県からの水産物の輸入を禁止している韓国から、輸入規制を見直すための専門家委員会の調査団を受け入れると発表した。輸入規制の緩和に向けた前進が期待される。
 調査団は韓国原子力安全技術院放射能分析センター長をトップとし、専門家や消費者団体関係者らを含む。今月15日から19日まで福島第1原発のほか、福島県いわき市や千葉県銚子市の卸売市場を視察する。
 世耕弘成官房副長官は12日の記者会見で「今回の訪日を通じて、正確な理解を深めていただき、規制の早期撤廃が実現することを強く期待している」と話した。
(共同通信)