記者に情報源提示求めず 漏えい事件で米司法省


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 【ワシントン共同】米司法省は、中央情報局(CIA)元職員ジェフリー・スターリング被告による情報漏えい事件をめぐり、著書で情報を暴露したニューヨーク・タイムズ紙記者に対し、法廷で情報源を特定する証言を求めないことを決めた。AP通信などが12日、報じた。
 記者は同紙のジェームズ・ライゼン氏。2006年の著書でCIAによるイラン核開発の妨害工作などを暴露した。
 情報源特定を求めない判断に傾いた理由は不明だが、米メディアは、ホルダー司法長官が最近、情報漏えいをめぐるメディアに対する行き過ぎた捜査への反省を示唆したとみられる発言をしたことなどを紹介している。
(共同通信)