日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは13日、愛知県の枇杷島スポーツセンターで大同特殊鋼と戦い、20―29で敗れた。通算成績は4勝1分け5敗となり、順位は5位のまま。前週まで3~6位が同じ勝ち点9で並んでいたが、大同特殊鋼がこの日の勝利で勝ち点を11に伸ばして抜け出し、順位も一つ上げて3位につけた。
24~28日の全日本総合選手権を挟み、コラソンのリーグ次戦は来年2月8日、名護21世紀の森体育館に現在首位の大崎電気を迎え撃つ。
▽男子
大同特殊鋼(5勝1分け4敗)
29―20(14―8,15―12)
琉球コラソン(4勝1分け5敗)
◆今季最大点差、術中にはまる コラソン、攻撃単調
プレーオフ(PO)進出を争うであろう相手との直接対決。大一番と挑んだ試合は、まさかの今季最大点差での敗戦だった。「開幕から一番悪い内容だった。駄目なところが全部出た」。東長濱秀吉監督も嘆き節だった。
高さを生かし引き気味に守る相手の術中にはまった。パスがつながらず、サイドシュートはほとんどなし。単調になった攻撃は相手の逆速攻の餌食になった。前半だけで6点差。相手は2年目の藤江、けが明けの高(こ)の活躍でつかんだ勢いを離さなかった。
6日の湧永製薬戦の逆転負けが尾を引いているのか、または気負いが硬さにつながっているのか。指揮官は「変にプレッシャーになっているのかも。ムードを変えないといけない」と言う。POの可能性がなくなったわけではない。残り6試合、開き直って戦うしかない。