COP20、削減目標ルール合意 妥協重ね事前評価なし


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 【リマ共同】地球温暖化対策について話し合うペルーでの気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)は14日、各国が温室効果ガスの排出削減目標を提出する際の基本ルールに合意した。
 交渉過程では、先進国と新興国、発展途上国の主張が対立。妥協を重ねた結果、目標が十分な削減につながるものか検証するための事前評価がなくなるなど合意内容は弱められた。
 基本ルールは、来年パリで開く第21回COP21で目指す新しい国際枠組み構築に欠かせない要素。ただ、合意内容が弱められたことで、パリで実効的な仕組みができるかどうかは不透明だ。
(共同通信)