死刑18年後に再審無罪、中国 高裁が異例の謝罪


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 【北京共同】中国内モンゴル自治区の高級人民法院(高裁)は15日、女性を乱暴し殺害したとして故意殺人罪などで死刑が確定し1996年に刑を執行された男性=当時(18)=に対し、再審で無罪を言い渡した。同法院の副院長は同日、男性の両親に「申し訳ない」と謝罪した。

 中国の司法機関が判断の誤りを認め、謝罪するのは異例。習近平指導部は法治徹底の方針を打ち出しており、司法改革に取り組む姿勢を誇示する狙いがありそうだ。
 新華社電などによると、男性は96年4月、自治区フフホト市で女性が倒れているのを発見、警察に通報したところ殺人の容疑者として逮捕された。
(共同通信)