中国、家族海外移住の官僚3千人 資産隠しが問題化


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 【北京共同】中国共産党がこのほど行った調査によると、配偶者や子どもなど主要な家族が全て海外に移住している「裸官」と呼ばれる官僚は全国で3200人余りに上った。15日付の新華社電が伝えた。

 中国では家族を出国させ不正に蓄財した資産を海外に隠す裸官が問題化しており、習近平指導部が汚職撲滅の一環として厳しく取り締まっている。今回判明した約3200人の裸官のうち、家族が外国籍や永住権を放棄することを拒否した約千人について、人事異動を行った。
 共産党は今年2月、裸官は党機関や国有企業の幹部、軍事や国家の安全などに関わる職務には就くことはできないと定めた。
(共同通信)