NY原油、55ドル台の安値 5年7カ月ぶり


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 【ニューヨーク共同】15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標となる米国産標準油種1月渡しが4営業日続落し、一時は約5年7カ月ぶりの安値水準である1バレル=55・02ドルまで下落した。終値は前週末比1・90ドル安の1バレル=55・91ドルだった。
 アラブ首長国連邦のエネルギー相が石油輸出国機構の緊急会合開催について「時期尚早」と語ったと伝わり、当面OPECが減産に動くことはないとの見方から売りが加速した。
 市場関係者は「年初にかけて40ドル台まで下落し、それでもOPECが動かなければ、30ドル台をつける可能性もある」としている。
(共同通信)