「沖縄の塩」香港輸出 青い海、現地企業と共同開発


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香港へ3万パック輸出された青い海の新商品「沖縄の塩 島そだち」

 塩製造メーカーの青い海(糸満市、又吉元栄社長)は、香港の現地サプライヤー「味珍味(香港)有限公司」と共同で新商品「沖縄の塩 島そだち」を開発した。3万パックを載せたコンテナが15日香港に到着した。

早ければ年内にも、現地スーパー約130店舗で販売を開始する。初年度は年間20万パックの出荷を目指す。
 青い海は10年前から県物産公社主催の沖縄フェアなどを通じて、香港の日系量販店や富裕層向け量販店で商品を販売している。香港でさらなる販路拡大を目指し、現地の有力量販店向けの商品開発を始めた。今回は、紅型を背景に2匹のシーサーがデザインされたパッケージに商品を入れ、高級感を演出する。
 同社は現在、台湾や韓国などに県産塩を輸出している。2015年1月には、シンガポールで開催される沖縄フェアへ参加を予定している。青い海の宮里聡営業本部長は「既存の市場を守りながら、新たな販路も開拓していきたい」と展望を述べた。