新基地拒否が県政の柱 県議会で翁長知事


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「辺野古新基地建設を造らせないことを県政運営の柱としたい」と強調する翁長雄志知事=16日午前、県議会

 翁長雄志知事は16日午前、県議会(喜納昌春議長)の代表質問で、米軍普天間飛行場移設問題について「世界一危険と言われる普天間基地の固定化は絶対に避けなければならない」と強調した上で「辺野古新基地建設を造らせないことを県政の運営の柱としたい。公約実現に全力で取り組む」と述べた。

 その上で昨年12月の仲井真弘多前知事の埋め立て承認を検証するチームについて「どういう組織にするかできるだけ早く判断したい」と述べ、近く専門家による検証チームを設置し、取り消しや撤回を視野に検証を進める考えを示した。
 代案を示さないまま普天間の危険性除去を訴えていると指摘されていることについては「戦後69年がたち、これ以上の過重負担は耐えられないという時に沖縄が(県内に)代替施設を考えなければならないのは大変理不尽だ」と批判し、沖縄の保守が主体となって政府に対して負担軽減を訴えるべきだとの考えを示した。
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