沖縄市議会、米兵ひき逃げ抗議決議 教育徹底要求


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 【沖縄】沖縄市美里の県道76号で4日発生した米海兵隊少佐を容疑者とするひき逃げ事件で、沖縄市議会(普久原朝健議長)は16日、本会議冒頭で抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

被害者への速やかな謝罪と完全な補償や米軍人・軍属の教育の徹底、基地外飲酒などを制限したリバティー制度順守の強化などを在日米国大使などに求めた。同事件に対し、抗議決議や意見書を可決するのは県内で初めて。
 市議会では22日、在日米軍沖縄地域調整官や外務省沖縄事務所、沖縄防衛局などを訪れ、直接手交する方向で調整している。
 決議で同議会はひき逃げ事件や酒気帯び運転などが各地で頻発していることを指摘した。
 さらに、再発防止の抜本的な解決策を作成し実施状況、現状と課題、今後の解決策を明確にして報告することも求めた。