【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)のチームは16日、火星で活動中の無人探査車キュリオシティーが、大気中のメタンや岩石中の有機物を初めて検出したと発表した。
メタンの多くは地中の鉱物や隕石の化学反応によって生じたとみられるが、チームの研究者は「微生物などの生物に由来する可能性も完全には否定できない」としている。
地球上ではメタンは主に生命活動に伴って発生するが300年しか安定して存在できないため、火星で大量に検出されれば有機物と並んで生命活動の証拠になると考えられている。
チームは12年8月に火星に着陸したキュリオシティーの観測データを分析した。
(共同通信)