従軍慰安婦問題報道に関わった朝日新聞元記者が非常勤講師を務める北星学園大(札幌市厚別区)が元記者を辞めさせるよう脅された問題で、田村信一学長は17日、記者会見し、元記者の雇用契約を来年度も継続すると発表した。
田村氏は10月の会見で、警備強化の費用が大幅に膨らんでいることを挙げて「臨戦態勢を続けることは体力的に厳しい」と述べ、本年度限りで元記者を雇い止めにする意向を表明した。
その後、評議会などの議論を踏まえて理事長と田村氏が協議し、方針転換を決めたという。
大学によると、大学への脅迫や抗議は5月~11月半ばだけでも2千近くに上った。
(共同通信)