寒さ「びっくり」 国頭10・3度 この冬一番


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
厚手の服に身を包み、信号を待つ人々=17日、那覇市内(金良孝矢撮影)

 沖縄地方は17日、大陸にある高気圧の張り出しにより寒気が流れ込み、北風が強まるなどして各地で冷え込んだ。

 沖縄気象台によると、那覇市をはじめ、県内の28カ所中26カ所の気象観測地点で今季最低気温を記録した。国頭村奥で10・3度と県内で最も低い気温を観測した。17日以降は寒さが和らぐが、今後も前線の通過後は寒さと北風が強くなるとみられ、沖縄気象台は強風や高波に注意を呼び掛けている。
 那覇市内の最低気温は13・3度で、日中になっても気温はあまり上がらず、厚手の服を着込んだ人が冷たい北風の中、足早に歩く姿が見られた。信号待ちをしていた三井莉世さん(21)=那覇市=は「こんな寒さは味わったことがない。びっくりだ」と体を震わせながら話した。
 強風の影響により、空や海の便に影響が出た。空の便は17日は、沖縄を発着する22便が欠航し、18日も2便の欠航が決定している。海の便は17日、多くの便が欠航した。18日は、天候の状況を見て判断する。