翁長知事、辺野古反対を伝達 防衛局長、米四軍調整官に対し


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 沖縄県の翁長雄志知事は18日午前、沖縄防衛局で井上一徳局長と会談し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する考えを伝えた。続いて米軍キャンプ瑞慶覧(北中城村など)で在沖縄米軍トップのウィスラー沖縄地域調整官とも会い、沖縄の基地負担を軽減するよう求めた。

 井上氏との会談で翁長氏は、11月の県知事選で辺野古移設反対を唱えて当選したことを踏まえ、移設に向けた作業を進める防衛局に沖縄の民意を尊重するよう要請。井上氏は「しっかり承った」と応じたという。
 防衛局は8月、辺野古沿岸部の埋め立てに向けた海底ボーリング調査を開始。来年以降に埋め立てに着工する方針。
(共同通信)