11年の国内生産、初の減少 総務省が産業連関表


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 総務省は19日、国内のモノやサービスの流れを含めた経済活動を総合的にまとめた「産業連関表」の2011年版を発表した。原材料価格などを加えた国内生産額が前回05年版と比べ3・2%減の約941兆円となり、1955年の統計開始以来、初めて減少した。
 リーマン・ショック後の経済低迷と東日本大震災の打撃が重なり、生産活動が不振だったことなどが理由という。
 業種別の生産額では携帯電話やデジタルカメラなどの情報・通信機器が30・0%減。海外への生産拠点移転も響いた。鉱業は24・7%減、商業が11・9%減だった。一方、非鉄金属は24・1%増、鉄鋼が20・4%増。
(共同通信)