日銀、大規模緩和を継続 「緩やかな回復」維持


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 日銀は19日、金融政策決定会合を開き、現行の大規模な金融緩和策の継続を賛成多数で決めた。最近の物価は原油安の影響で伸び悩んでいるが、10月末に決めた追加金融緩和の効果を見極める。国内景気の現状判断は「緩やかな回復」を続けているとし、15カ月連続で据え置いた。
 消費税増税の影響を除いた10月の消費者物価は前年同月比0・9%上昇となり、1%を割り込んだ。日銀は原油安を懸念して追加緩和を決めたが、その後も価格は下げ止まっていない。
 ただ日銀は、最近の円安の影響などを踏まえ、当面は物価動向を見守る必要があるとして今回は金融政策の変更を見送った。
(共同通信)