信号ない環状交差点建設 与那原町マリンタウン


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建設工事が進む環状交差点=与那原町の県分譲地マリンタウンベイサイドビスタ通り

 【与那原】与那原町は車両の流れをスムーズに進めるため、同町の県分譲地マリンタウンベイサイドビスタ一画に信号機のない環状交差点(ロータリー)の建設工事を進めている。同交差点はラウンドアバウトとも呼ばれ、信号機がなく、右回りで四方向きから車両が通過できる。9月1日に施工された。

 交差点へは、町道板良敷沿岸線を知念高校裏側から橋を架け、環状交差点を通過して住宅地に進入する。時計回り通行が指定され、待ち時間と事故減少が期待される。さらにスピードが出せない構造になっている。
 環状交差点は、広さと交通量によって「ミニ」と「1車線」「多車線」の3種類あり、町が進めているのは「ミニ」で、1日の交通量が1万5千台。速度も25キロから30キロに制限されている。
 町まちづくり課は、新しい交通ルールなど与那原署と協議しながら、架橋工事を進めており、2018年完成をめどに運用開始したい考え。
 古堅國雄町長は「地域活性化に伴い東浜地区を通る車両が増加。町道板良敷沿岸線の車両を分散させるため橋を架け、信号機の要らない環状交差点を設置。減速通行で事故を少なくして町民らの安全を守っていく」と話した。(知花幸栄通信員)