「もしかして、褒めてる?」 県文化功労賞・かっちゃん祝福


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
県文化功労賞に輝いたかっちゃん(右)が数々の曲を披露した祝賀パーティー=19日、沖縄市中央

 【沖縄】沖縄ロック界のレジェンド、「ヒゲのかっちゃん」こと川満勝弘さんの県文化功労賞受賞を祝うパーティー(コザライブハウス連絡協議会主催)が19日、沖縄市中央のライブハウス「セブンスヘブンコザ」で開かれた。

ロック界初の受賞に「次は人間国宝だ」「街にモニュメントを」と参加者から絶賛の掛け声が飛び交った。本人も持ち前の「かっちゃん節」を発揮し、会場を沸かせた。
 かっちゃんは「コンディション・グリーン」のボーカルを務め、毎年開催されるピースフルラブ・ロックフェスティバルの常連。全国に名をはせるロックミュージシャンとして活躍する。
 祝賀会では、主催者のコザライブ連絡協の古堅喬代表理事が「私たちがロックを始めたころは、不良の音楽と言われた。それが今や文化功労賞だ。本当に喜ばしい」とあいさつした。市議会の普久原朝健議長は「かっちゃんとわたしはコザ高の同期。うれしくてここに来ました」と、受賞を共に喜んだ。
 かっちゃんは多くの賛辞に「もしかして、褒めてる?」と応じるなど、随所で絶妙な「かっちゃん節」をさく裂させて、会場を沸かせた。ライブ演奏では、往年の名曲からオリジナル曲までの数々を披露して健在ぶりをアピール、多くの参加者を喜ばせた。