辺野古阻止、日米に要請へ 翁長知事が年頭あいさつ


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年頭のあいさつをする翁長雄志知事=5日午前9時半ごろ、県庁

 翁長雄志知事は5日午前、県職員向けの庁内放送で年頭のあいさつをした。昨年11月の知事選で掲げた米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止の公約の実現へ向け「新辺野古基地は許さないことを国内外へしっかりと働き掛けたい。今後、日米両政府ともしっかりと議論したい」と述べ、両政府に移設断念を求めていく考えを強調した。

 政府が選挙結果にもかかわらず移設に向けた作業を進めていることに関しては「(県内移設断念などを求めて全市町村長・議長らが署名した)建白書の精神に基づき、県民が心を一つにして普天間基地の県外、国外移設を求める」との方針をあらためて強調した。
 また戦後70年を迎えることを踏まえ「筆舌に尽くし難い労苦に耐え、今日の沖縄県の発展を築いた先達に敬意を払う。この節目を今後の沖縄県の飛躍的な発展の元年にすべく、知事選の公約のスローガンである誇りある豊かさを実現するために全力を尽くしたい」との決意を表明した。
【琉球新報電子版】
英文へ→Okinawa Governor says in New Year’s greeting he will block construction of new US base