中国の観光地でのぼったくり行為はつとに有名だが、実は台湾各地でも中国人観光客ばかりか地元客に対しても、さまざまな手口を使ってぼったくり行為を繰り返す悪質な業者が少なくないことが明らかになった。
台湾の旅行業界関係者によると、ツアーで行う茶葉の販売では旅行社が5割のリベートを取るのはまだ「良心的」な類い。花蓮一帯の宝飾店では、8倍から10倍の価格で販売することさえある。
トロピカルフルーツや漁港で食べる新鮮な海産物のイートインでも、ぼったくりが横行。士林夜市では600グラムのパイナップルを2200円で販売した例があり、地元客でもにぎわう基隆近郊の碧沙漁港でもぼったくり行為が騒動に発展。ネット上では「碧沙漁港」ではなく「必殺漁港」だと評判を落としている。