エバー航空などを傘下に持つ台湾初の多国籍ホテルチェーン「長栄桂冠酒店」は1日、海外では4店目となる上海桂冠酒店をオープンした。部屋数は272室で、初年度は客室稼働率65%を目指す。
浦東張江科学工業区の中心部に位置する同ホテルは四つ星クラスで、地上12階、地下2階。映画館やショッピングモールなども併設している。上海の浦東と虹橋の二つの空港を結ぶ地下鉄の駅にも近く、交通の便もいい。
宿泊料金は750~800人民元(1万5千円前後)で、欧米のビジネス客をターゲットとするほか、ことし開業予定の上海ディズニーランドからも車で10分と近いため、来園する中国からの観光客の集客にも力を入れていく。