タイと名のつく魚は多いが、沖縄で正真正銘のタイ科の魚はチヌとフカヤーマジク、ヨナバルマジクの3種である。正月に釣りたい魚と言えばヨナバルマジク。ピンク色した美しい魚体はマダイにも勝るとも劣らない美しさがある。
テトラポッツのメンバーは正月の食卓をタイで飾りたいと、津堅沖へヨナバルマジク釣りに出掛けた。参加者10人は2隻の船に分乗して午前7時に泡瀬漁港を出船。そのうちの1隻、若潮丸に同行取材した。
メンバーはモンゴル800の高里悟さん、親富祖仁司さん、新垣ゆみこさん、渡名喜亜矢子さん姉妹と、東京から参加した米川里美さんの5人。北の風が10メートル以上吹く強風に苦労したが、水深100メートルのピンポイントにアンカーを打ち、天秤(てんびん)仕掛けを下ろした。
しばらくして1キロほどのガーラが3連続、その後、渡名喜さんに1~2キロのヨナバルマジクが連続ヒットした。船酔いに負けず頑張った新垣さんもヨナバルマジクを釣り上げ、米川さんはこの日最大の5キロ弱のカンパチを釣り上げた。
帰港すると、もう一つの船ではアカジンや尾長グレなども釣れ、豪華な魚で正月の食卓を飾ることができた。若潮丸(電話)090(5388)4998。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)