「ドッグラン」を設置 あざまサンサンビーチ


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ドッグランで伸び伸びと遊ぶ犬たちを笑顔で見守る飼い主ら=11日、南城市知念のあざまサンサンビーチ

 【南城】冬場のビーチの活用と新たな観光資源の創出を目的に、南城市観光協会は11日、同市知念のあざまサンサンビーチ内に、犬がリード(引き綱)なしで遊べる「ドッグラン」を開設した。

「恵まれた空間の中で人と動物が楽しく触れ合えるさんさんビーチ」をコンセプトに、3月31日まで実施する。
 同ビーチはこれまで、ペット同伴の利用を禁止していた。ビーチ指定管理者の市観光協会は、閑散期となる冬場のビーチ活用と、「ペットと一緒に利用したい」という利用者の要望に応え、1~3月に限りペット同伴の利用を許可。ビーチ内の芝生区域をネットで囲みドッグランを設置した。
 ドッグランは800平方メートルのフリーエリアと、警察犬訓練などに使用する障害物を設置した400平方メートルのアジリティー体験エリアに分かれている。リードを使用すればネット外の散歩も可能だ。
 施設使用料金は1頭当たり500円で、2頭目以降は350円。午前9時~午後5時まで。飼い主1人につき最大2頭まで利用できる。
 利用条件は(1)狂犬病ワクチン接種済み(過去1年以内の接種証明書持参)(2)伝染性疾患や健康異常がない(3)雌犬は発情期でないこと。
 愛犬のキャンディーとクッキーを連れて利用した克子ロバートさん(64)=与那原町=は「思い切り走れる場所ができてうれしい。広くて2匹とも気持ち良さそう」と話し、芝生の上を伸び伸びと走り回る愛犬の姿に顔をほころばせた。
 問い合わせはあざまサンサンビーチ管理事務所(電話)098(948)3521。