【伊平屋】伊平屋村の冬の風物詩となっているアオサの収穫が始まった。同村島尻区の海岸沿いでは、約800メートルにわたって緑のじゅうたんを敷き詰めたようなアオサの漁場が広がった。
8日、諸見美咲子さんは3人の仲間と共にアオサの収穫を始めた。収穫は全てはさみを使った手刈りで、潮の満ち引きに合わせて4時間ほど行われる。
刈り取ったアオサはその日のうちに専用の機械で洗浄、脱水され、ごみなど不純物の選別まで行われる。刈り取りから選別までの作業は深夜になることもある。
諸見さんは「アオサは海からの頂き物。豊作になるかどうかは海の機嫌次第。海と相談しながら楽しくやっていくさ」と笑顔で語った。
アオサの収穫は3月中旬ごろまで続く。
(比嘉愛梨通信員)