【中国時報】蒸気機関車で台湾東部走る 初のツアー開催


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 台湾鉄道局は、31日に初の蒸気機関車で東部をめぐるクルーズ式のツアーを開催する。使用される車両は、1984年に引退したCT273。日本のC57と同型で、かつてはその速さで急行列車の花形として親しまれていた。

 ツアーは花蓮駅から蒸気機関車に乗車し万栄駅まで移動。その後、バスでかつて山林鉄道が走っていた林田山を観光し、万栄駅から花蓮駅まで蒸気機関車で戻るというもの。
 各地から花蓮駅までのシャトルバス料金を含めて大人1人1423元(約5300円)とお得な価格設定だ。
 同車両は日本植民地時代の1943年に日本の川崎製鉄で製造されたもので、総重量115・25トン、約13トンのけん引が可能だ。予約は16日から開始。定員は280人となっている。