【中国時報】違法代理出産が横行 暴利15億円、卵子売買も


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 中国中央テレビは10日、現在ネット上で卵子の販売や代理出産のエージェントが多数広告を掲載し、年間で200人に仲介、約8千万人民元(約15億円)の暴利を得ていると報道した。

 報道によると、ネット広告には卵子を提供する女性の学歴、身長、体重などを記載。相場では20歳前後の女性の卵子は1個3万人民元(約6万円)から10万人民元(約19万円)だ。中国政府は卵子の販売などを禁止しているが、医療施設に限られ、ネット上の売買は対象となっていない。
 報道では女子高生がカードによる借金返済のため自ら手を染めたケースも紹介している。一見、本人の自由意思のようでもあるが、業者は排卵剤の大量投与や卵子摘出手術の危険性を伝えておらず、非人道的なビジネスを強く批判している。