ハンディ越え33人挑戦 28日開幕 冬季国体結団式


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 第70回国民体育大会冬季大会の県選手結団式が21日、県立武道館で開かれた。アイスホッケーとスキーに出場する県選手や県体育協会の関係者が出席し、本番へ気持ちを高めた。

 今大会は沖縄から選手・監督33人(アイスホッケー成年男子16人、同少年男子11人、スキー・ジャイアントスラローム成年男女6人)が出場する。アイスホッケーは28日から、スキーは2月20日から、いずれも群馬県で行われる。
 結団式で、選手を代表してスキー・ジャイアントスラロームの林幸司(AIU損害保険)が「南国・沖縄の選手として、伸び伸びと最後まで戦い、滑り抜くことを誓い、上位進出を目指して頑張る」と決意表明した。
 県体協の神谷育雄副会長は「冬季国体は他県と比べ、施設や環境の面から大きなハンディがある。それでも選手が創意工夫し、競技力の向上を図っている。体調管理に万全を期し、悔いのない大会にしてほしい」と激励した。

◆悲願の1勝目指す/旗手の新里意気込む ホッケー成年男子
 県選手団の旗手は、アイスホッケー成年男子の新里大(スポーツデポ)が務める。アイスホッケー県代表はまだ、本国体での勝利がない。少年男子から8度目の出場となる新里は「県代表のレベルは上がっている。負けられない」と悲願の1勝を目指す。
 旗手を務めるのは2013年に続き、2度目。前回は「緊張してあまり覚えていない」という。「沖縄からの冬季国体出場は他県からも驚かれる。本国体に出ることで、県民や全国に沖縄にもウインタースポーツがあることを知ってもらえれば盛り上がる」と再び巡ってきた大役に気合を入れた。

国民体育大会冬季大会での健闘を誓う県選手団=21日、県立武道館
2度目の旗手に気合を入れるアイスホッケー成年男子の新里大