ヘリ装備「投棄した」 渡名喜沖、米軍落下


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 米軍普天間飛行場所属のAH1Wヘリコプターがミサイル発射機など計208キロの装備品を渡名喜島沖で落下させた事故で、在沖海兵隊は22日、琉球新報の取材に「装備品を訓練区域に投棄したが、原因は調査中だ」と説明した。

その上で「投棄は非常にまれだ。飛行中も含めて海兵隊は安全を確保するための努力に取り組んでいる」と安全を優先したための投棄だったことを示唆した。飛行中に何らかのトラブルが発生した可能性がある。
 県幹部は「一歩間違えば大事故につながりかねない」と指摘し「飛行中にミサイル発射機がぐらつくなどトラブルがあったのではないか」との見方を示した。県は海兵隊に原因究明を求めているが、22日現在回答はない。海兵隊によると、原因調査のため事故機は飛行していないが、同型機の訓練は継続している。