【号外】糸満 初のセンバツ 2度目の甲子園


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 第87回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が23日、毎日新聞大阪本社で開かれ、糸満が出場32校に名を連ねた。糸満の選抜大会出場は初めてで、甲子園の土を踏むのは2011年夏以来、2度目となる。

 糸満は昨年の県秋季大会で準優勝。春秋通じて7度目の出場となった九州大会では、初戦の2回戦で初勝利を飾って勢いに乗った。2度の延長戦を制するなど粘り強さも発揮し、各県の第1代表を次々と破って初の決勝進出を果たした。最後は九州学院(熊本)に1点差で惜敗したが、糸満の代名詞でもある機動力を生かした堅実な野球は目を引いた。
 九州大会の4試合で先発しエースに成長した金城乃亜、打率5割超を記録した大城龍生、守備での好判断が光る遊撃手の池間誉人など、走攻守とも大きな穴はない。「全員野球」で目指すは甲子園初勝利だ。
 選抜大会には秋季地区大会の成績などを参考にした一般選考29校、21世紀枠3校が出場。組み合わせ抽選会は3月13日に行われる。