特定機能病院、取り消し審議へ 女子医大と群馬大病院


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 厚生労働省は29日、鎮静剤プロポフォールをめぐる医療事故で2歳男児が死亡した東京女子医大病院と、腹腔鏡を使った手術後の患者死亡が相次いだ群馬大病院に関し、特定機能病院の承認を取り消すかどうか審議する医療分科会を2月3日に開くと発表した。

 月2回程度のペースで両病院の安全管理体制などを確認、診療報酬上の優遇がある特定機能病院の要件を備えているか判断する。
 女子医大病院で死亡した男児の父親は29日、厚労省で記者会見し、病院から十分な説明がないとして「治療中から一貫して対応がずさんだ。特定機能病院の資格がない」と話し、承認取り消しを求めた。
(共同通信)