台湾政府交通部(国交省)はこのほど、自動二輪の免許取得の試験問題を現在の550題から1500題に増加するほか、自動車免許による小型バイクの運転ができなくなるよう、ことし中に法改正する方針であることを発表した。
警政署(警察庁)によると、昨年の交通死亡事故は1770件で、うち781件がバイクによる事故でトップだった。国内には200万台余りのバイクが登録されているが、バイク免許所持者は90万人で、過半数が自動車免許で運転している。交通部では、交差点でバイクが二段階左折(台湾は右側通行)を行わないなど、事故原因となっている問題行為は自動車免許でバイクの運転していることが要因と分析。ことし末にも関連法の改正を行う。バイク免許の試験問題改定は7月には行う予定だ。