教育と新聞 連携確認 県NIE推進協、県教育長と懇談


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諸見里明県教育長(左)に支援を感謝し、一層の連携を確認した山内彰県NIE推進協議会会長(左から2人目)ら=13日、県庁

 県NIE推進協議会の山内彰会長と副会長の潮平芳和琉球新報編集局長、武富和彦沖縄タイムス編集局長らは13日、県教育庁に諸見里明県教育長を訪ね、教育に新聞を活用するNIE活動への支援に感謝し、教育行政とのさらなる連携を確認した。

 県教育庁は2013年度から、県立総合教育センターの出前講座にNIEを導入しており、14年度は出前記者講座21件を741人が受講した。
 2紙の出前講座は県内小・中・高・大学合わせて61件行われ4472人が受講するなど教員や児童・生徒らが新聞を生かした教育に触れる機会は広がってきている。
 諸見里教育長は「新聞は学習教材の宝庫だ。NIE実践指定校以外にも活動を広げたい」と話し、センターでNIEに特化した研修を進めることに意欲を示した。
 山内会長は「NIEが定着し始め、子どもたちの学力も向上している。行政と新聞社が合同で取り組めていることが沖縄のNIE活動の強みだ」と話し、今後の一層の連携と支援を求めた。