【中国時報】操縦士不足が深刻化 中国に流出


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 台湾の航空会社では、近年の急速な路線拡張と海外の航空会社からの引き抜きにより、パイロットの人材不足が深刻な状態となっている。特に1万人のパイロットが不足しているという中国からのヘッドハンティング攻勢に、台湾国内には飛行の安全への影響が不安視されている。

 台湾の専門家によると、成長を続ける中国の航空会社の主力はエアバス機。エアバス社も中国国内に工場を設置し、月4機のペースでA320型機を生産しており、パイロット不足はますます深刻になっている。 台湾の業界では特に復興航空がエアバスを主力機とする上、待遇が比較的悪く、人材流出が深刻とされているが、同社は近年社員を約1600人から約1800人に増員しており、人材不足の事実はないとしている。