辺野古、新たなフロート設置 山城さん、一時拘束される


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「米国海兵隊施設」と書かれた大型フロートをオイルフェンスにくくり付ける関係者ら=17日午前9時30分、名護市大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海上作業で17日午前、沖縄防衛局は臨時制限区域を示すように設置していた大型浮具(フロート)に、新たに俵型のフロートを取り付けた。

 設置作業は午前8時半ごろから開始され、既存のフロートに一定の間隔でくくり付けた。新設されたフロートには「米国海兵隊施設・区域」「許可なく立入ることは禁止されており、日本国の法令による処罰の対象となりうる」などと表記されている。
 海上ではカヌーと抗議船がフロートを乗り越えて抗議活動を展開した。一方、キャンプ・シュワブゲート前では新基地建設に反対する市民約60人が抗議した。沖縄平和運動センター議長の山城博治さんが、機動隊と衝突した末に一時身柄を拘束された。これを「不当だ」と猛抗議する市民で現場は騒然となった。
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