駅改札を「震災遺産」に、福島 津波被災の富岡町


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 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県富岡町は24日までに、東日本大震災の津波で大破したJR常磐線富岡駅の改札や、駅名が記された看板(駅名標)などを事故や津波被害を後世に伝える「震災遺産」として保存することを決めた。

 富岡駅は、JR東日本が崩落の危険があるとして1月、解体工事に着手。現在はホームの屋根や陸橋が撤去され、更地になっている。改札などは現在、JR東の所有物だが、3月中にも町に譲渡される。
 町は、原発事故の避難区域などに残された震災遺産を保存する福島県立博物館(会津若松市)などによるプロジェクトの協力を得る。
(共同通信)