14年テロ死者は過去最多見通し 米情報長官「イスラム国台頭で」


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 【ワシントン共同】クラッパー米国家情報長官は26日の上院軍事委員会公聴会で証言し、過激派組織「イスラム国」の台頭により、2014年1~9月に世界で起きたテロ攻撃による死者数が約3万1千人に上るとの推計を示し、14年はデータがある過去45年で「最も死者が多かった年になる」との見通しを明らかにした。
 1970年以降のテロ情報を収集している米メリーランド大の最新分析に基づいている。テロ攻撃の回数は約1万3千件。約半数はイラク、パキスタン、アフガニスタンが占め、長官は「イスラム国」が「他のどのテロ組織よりも多くの攻撃を行った」と指摘した。
(共同通信)