シャープ、赤字2千億円規模に 銀行支援要請、4工場閉鎖へ


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経営再建中のシャープ本社=3日午前、大阪市阿倍野区

 経営再建中のシャープの2015年3月期連結決算で、純損益の赤字額が2千億円近くに膨らむ見通しになっていることが3日分かった。広島にある電子部品の4工場を閉鎖するなどリストラの追加を検討しているためだ。
 主要取引銀行に協力を要請し、借入金を株式に振り替えてもらう「債務の株式化」の実施などで、計1750億円の資本増強を目指す。
 発光ダイオード(LED)などを生産する三原工場(広島県三原市)と、センサーを手掛ける福山工場(同県福山市)の第1~3工場の計4工場の閉鎖を検討する。その場合、福山は第4工場だけになる。
(共同通信)