クジラ豪快 親子興奮 26家族、慶良間の自然堪能


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 【渡嘉敷】渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家主催による「ホエールウオッチング」が2月14、15の両日、21、22の両日、村内の周辺海域で開かれた。県内26家族90人が参加し、慶良間海域に子育てのため帰ってくるザトウクジラの観察や、渡嘉敷島内の自然散策などを楽しんだ。

 島北端の儀志布島沖でザトウクジラのメス1頭とオス3頭の追い掛けっこや、親子クジラのブロー、母クジラの2回連続ブリッジなどのダイナミックな勇姿を観察。参加者の子どもから大人まで大興奮だった。
 クジラ観察後は、林道ハイキングや史跡巡りなど島の自然や歴史をたっぷりと味わい、また、共同野外炊飯、クラフト作製などにも挑戦し、家族や仲間との絆を深めた。
 金城真梨奈さん(はごろも小2年)は「子クジラがかわいかった。楽しかったので、また来たいです」と話した。
 波瀬遥暉君(城北小6年)は「運よくクジラのジャンプや親子クジラを見ることができ、また、島の景色も見られて感動した」と笑顔で感想を話した。
(米田英明通信員)

ホエールウオッチングに訪れた家族らに勇壮な姿を見せたザトウクジラ
26家族90人がザトウクジラ観察を楽しんだ、国立沖縄青少年交流の家主催のホエールウオッチング