オスプレイ配備抗議 伊江島、村内外から百人


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オスプレイやF35戦闘機の伊江島配備に抗議し、拳を突き上げる参加者=7日、伊江村の農村環境改善センター

 【伊江】米軍伊江島補助飛行場への垂直離着陸機MV22オスプレイの配備と、新たに伊江島への配備計画があるF35戦闘機の配備に抗議する集会が7日、村農村環境改善センターで開かれた。村内外から約100人が集まり、新たな基地負担増に抗議の声を上げた。

 集会は、反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家などを運営する「わびあいの里」が毎年主催する第13回勉強会の一環。会では、名嘉實村議が、新たにF35戦闘機の配備が計画されていることや、東江上区にあった運用支援分遣隊施設の真謝区への移転が着々と進む島の現状を報告。名嘉村議は「村民が分からないうちに計画が進められている。連帯し抗議の声を上げていきたい」と訴えた。
 わびあいの里の謝花悦子さんは、資料館が30年を迎えることに謝意を示し、「阿波根は亡くなる前に『平和が見えない』と言っていた。13年たった今平和が遠くなっている。阿波根も天国で平和運動を続けているだろう」と話した。
英文へ→Villagers hold protest rally against US Osprey and F-35′s training on Ie Island