【中国時報】台湾当局、中国との交流停止


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 台湾の内政部移民署は先日、台湾大学など6校が学術交流目的で中国から研究者を招待した際、入国申請とは異なる内容の活動を許していたとして、半年間の交流停止処分を言い渡した。今後、交換留学生の不法滞在にも厳しく対処する。

 今回違法と判断されたのは、行程の変更が未届けだったケースと滞在期間を過ぎても滞在を続けさせたケース。
 今後は学術交流のために招待した人数が全員そろわなかった場合や、帰国が台風で延びた場合にも大学の責任が問われる。
 近年、中国と積極的に学術交流や交換留学を行ってきた台湾の大学にとって、今回の処分の衝撃は大きく、6校は処分緩和を求める要請を出している。他名義での招待に切り替えることも検討しているが、大学側は今後の活動に大きな影響が出ると危惧している。