【中国時報】ママさんCA続々 台湾航空業界


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 急激な路線拡張による人材不足にあえぐ台湾の航空業界では、先ごろ台湾のエバー航空が、過去に結婚・出産を理由に退職した女性の客室乗務員(CA)を再雇用するという新機軸の打開策を打ち出し、話題になっている。

 再雇用された場合、給与は手当など込みで平均月額6万~7万元(24万円前後)と退職時より下がり、再訓練と搭乗のための試験が義務付けられる。具体的な雇用者数は明らかにされていないが、子育てが一段落した元客室乗務員には好評だ。
 台湾の人材バンクによると、再雇用が進んでいるのは35歳から45歳の世代。一定の人生経験を積んだ客室乗務員は、より乗客のニーズに応えられる人材になっていると思われることもあり、有効な人材活用策として評価できるとしている。