震災4年「前向いて生きる」 東京で政府主催追悼式


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政府主催の追悼式で、宮城県の遺族を代表して言葉を述べる菅原彩加さん=11日午後3時21分、東京都千代田区の国立劇場(代表撮影)

 東日本大震災から4年となった11日、政府主催の追悼式が東京都千代田区の国立劇場で開かれ、岩手、宮城、福島の3県の遺族のほか、安倍晋三首相や天皇、皇后両陛下らが参列した。震災が発生した午後2時46分に黙とうし、犠牲者の冥福を祈るとともに、教訓を後世に伝え、引き続き復興に取り組む決意を新たにした。

 3県の遺族代表は、それぞれ亡き家族への思いや支援に対する感謝の気持ちを語った。宮城県石巻市の菅原彩加さん(19)は、津波で母親を亡くした体験を語り「震災で失った物と同じくらいの物を私の人生を通して得ていけるように、しっかりと前を向いて生きていきたい」と誓った。
(共同通信)