「沖縄にまた来てね」 越冬ゾウ、福島に戻る


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3カ月半、県内に滞在した2頭の象が帰郷することになり、開かれたお見送り会=15日、沖縄こどもの国

 【沖縄】昨年12月から沖縄こどもの国(沖縄市胡屋)で越冬していたゾウ2頭が17日に帰郷した。15日、同園でお見送り会が開かれた。
 福島県の東北サファリパークから来園し滞在していたのはアジアゾウのトンサイとプントーン。

帰郷にあたり、東北サファリパークの熊久保信重社長は「沖縄・福島の友好ゾウとして家族関係を続けていきたい」と感謝した。
 2頭のゾウは3カ月半の期間中、サトウキビなども好んで食べて、食欲旺盛、健康状態も良好に推移したという。見送り会で同園の比嘉源和園長は「県内の子どもたちとたくさん触れ合ってくれた。感謝したい」とあいさつした。
 この日は、ゾウライドも最後の日となり、多くの子どもたちがトンサイとプントーンの背に乗って、触れ合いを楽しんだ。お見送り会では、ケーキをプレゼント。「また来てねー」と声を合わせて見送った。
英文へ→Elephants return to Fukushima after spending winter in Okinawa