【中国時報】スマホ自撮り棒禁止 台湾の博物館


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 近年、スマートフォンの「自撮り棒」が爆発的に流行しているが、台湾の故宮博物院を含む4博物館・美術館では館内での使用を禁止する方針を打ち出している。流行はすでに欧米各国にも及んでおり、海外の博物館・美術館でも館内使用禁止が主流となっている。

 「自撮り棒」は、スマートフォンを伸縮する棒の先に取り付け、自分自身を遠隔操作で撮影する装置。室内で棒を振り回すことにより展示物の破損が危惧されることや、撮影により他の参観者の動線を乱すことが使用禁止の理由だ。
 国立台湾美術館では13日から館内使用禁止を入り口に掲示。国立歴史博物館と台北市立美術館では掲示は行わないものの、使用を止めるよう声掛けを始めている。故宮博物院は本来館内撮影は禁止で、方針は変わらない。