3月就活解禁、学生は手探り ラジカル沖縄調査


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就職解禁や選考開始の時期について

 求人情報誌を発行するラジカル沖縄は24日までに、2016年3月に卒業予定の学生を対象に、就職活動が3月解禁となったことに対する意識調査を実施した。「反対」と回答した学生は39・4%で「賛成」の33・8%をやや上回った。

ラジカル沖縄は「3月解禁導入初年度で、学生としても手探りの状況がうかがえる」と指摘した。
 ラジカル沖縄が2日に開催した合同企業説明会でアンケートを配布し、743人から回答を得た。
 反対の理由は「受験したい企業の日程が重なる恐れがある」(35・5%)、「企業の情報収集の期間が短くなる」(32・2%)、「卒業論文や資格取得に取り組む時期と重なる」(24・7%)と続いた。賛成では「学業に専念できる」(52・1%)、「就職解禁前のインターンシップ等、企業と直接関われる」(24・1%)が多かった。
 就職活動をスムーズに行うために解禁前に取り組んだ活動としては「新卒サイトへの登録」「事前に開催された業界セミナーへの参加」「インターンシップの参加」が多かった。
 ラジカル沖縄は「ルール変更はあくまでも経団連の推奨方針で、8月以前に選考・内定を行う企業もある。急な選考に対応できるよう準備していくことが大切だ」と助言している。