太平洋戦争末期の1945年に米軍が慶良間諸島に上陸してから70年を迎えた26日、座間味村の平和之塔で村主催の慰霊祭が執り行われた。村民や村出身者が参列し、鎮魂の祈りをささげた。
座間味島、慶留間島、屋嘉比島では、70年前の26日、日本軍の強制・誘導により住民が死に追い込まれる「集団自決」(強制集団死)が発生した。
慰霊祭では「集団自決」(強制集団死)体験者の平田文雄さん(85)が追悼の言葉を述べた。また村内の中学生3人が平和宣言し「私たちは受け継がれた命を大切にし、この美しい島々で起きた戦争の悲劇を次の世代に語り継ぎ、平和で住みよい村づくりを目指す」と述べた。
【琉球新報電子版】