石垣島に新商業施設 8月開業へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
石垣島ヴィレッジ外観イメージ図

 【石垣】スポーツ関連イベントの誘致や運営を手掛ける海南ファミリー&パートナーズ(石垣市、尹泳斗(ユンヨンド)社長)は28日、同市美崎町に飲食店や小売店など21店が入居する複合型商業施設「石垣島ヴィレッジ」を建設すると発表した。今後全国から出店者を公募し、8月に開業を予定する。

 3階建てでテラスを含めた延べ床面積は約940平方メートル。店は全体の7割が飲食店で、残りは雑貨店やサービス業などを想定している。1、2階に配置する20店の各面積は約13~30平方メートル。カウンターが中心の小さな店で構成し、2階のほぼ半分の空間を使って自由に飲食できる共同のテラス席を併設する。3階は同社がレストランを開く。
 立地場所はバスターミナル前で、八重山観光の新たな魅力として発信し地元客のほか、観光客の誘客にもつなげる。
 同社は沖縄振興開発金融公庫から2億3600万円の融資を受け、施設建設や運営を図る。開業後は約60~90人の雇用創出と、全店舗で年間売上高約5億円を見込む。
 尹社長は「八重山に来て良かったと思える場所にしたい。一流のサービスを提供する」と意気込みを語った。女性も楽しめるカフェの快適さと居酒屋の気軽さを合わせた施設づくりを目指すとしている。
 5月に東京と豊見城市瀬長のレストラン「ポジリポ」で出店募集説明会を開く。問い合わせは施設運営を手掛ける一般社団法人Mプロジェクト石垣島事務局(電話)080(6481)5897。