【中国時報】治水へ「水貯金計画」 台北市長、実施に意欲


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 台北市の柯文哲市長は25日、個人のフェイスブックで、治水政策として「水貯金計画」の打ち出した。先進諸国以外では少ない環境にも優しい治水政策として、注目を集めている。

 計画は市内の道路や公園のアスファルトを透水性のある素材に敷き替え、雨水を地中にためることによって海への流出を防ぐほか、晴天時には地中の水が気化することによって、気温の上昇をある程度抑えられるというもの。
 豪雨時の排水障害による浸水被害の予防など、洪水対策としても期待できるとしている。
 さらに雨水を植栽や清掃にも活用し、水道水の需要も抑えられることで、浄水や貯水施設への負担も軽減でき、近年たびたび起こる少雨による渇水対策にも有効だとしており、今後の実施に意欲を示している。