【中国時報】台中BRT運行中止 7月、渋滞原因と批判受け


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 台中市は23日、昨年7月から試験運行しているバスを基盤とした大量輸送システムBRT(バス・ラピット・トランジット)が交通の混乱を招いたとして、7月8日をもって運行を停止し、専用車線はバス専用車線とすると発表した。

 BRTは運用開始から賛否両論あったが、利用者からは専用車線を走り、信号も優先的に通過できるため、利便性が高まったと好評だった。しかし、1車線を専用車線として占有したため、車の利用者からは渋滞の元凶と批判されていた。
 専門家は1年足らずで結論を出すのは拙速としているが、台中市はバス専用道路への変更とバスの増便で問題はないと反論。未執行の建設予算や発注前の工事費の支出が中止となったことで約1千億円の経費削減にもなったとしている。