【中国時報】墓参り代行業が活況 清明節で需要増


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 4月といえば清明節。遠隔地や多忙を極める現代人には墓参りもままならない。そんな消費者のため数年前に現れたのが「墓参り代行業」だ。ことしも墓参りの季節を迎えて売り上げは上々。北京では携帯電話で墓参りを実況中継する高額サービスまで現れた。

 中国での基本サービスメニューは、墓の清掃や献花、合掌のセット。さらに(1)ひざまずいて拝む(2)土下座する(3)死を悼んで号泣する(4)線香や酒を供える―などのオプションサービスもある。遠隔地の墓参は可算料金となる。
 一方、台湾の代行業は清掃と献花が主体で拝みの代行までは行わない。平均費用は約3千元(1万2千円弱)。
 インターネットによるバーチャル(仮想)墓参りサービスは中台いずれにもあり、携帯で簡便に墓参りを済ませる人も見られるようになった。